安心できる未来への基盤
フィンランドでは、防衛力を高水準で維持する事が国民から強く求められています。その為には、強固で競争力のある国内防衛産業が必要です。また、国内防衛産業が効果的に機能する事は、国家の安全保障政策にとっても重要です。Patria社とフィンランド国防軍とは、複数の分野で長期的な戦略的パートナーシップを締結しており、この事は、フィンランドの防衛力を高水準で維持する為の強固な基盤となっています。Patria社が創業から100年を迎えた事にお祝いを申し上げます。Patria社及びPatria社で働く人々の今後の成功を祈ります。 |
国防大臣、Antti Kaikkonen
1921年のフィンランド空軍航空機工場の設立が、Patria社の歴史の出発点とされています。100年の間には、様々な出来事、例えば社名変更、合併、分社化などがありましたが、1997年にフィンランド国が国内の防衛装備品企業を結集し、新たにPatria社を設立し、現在に至っております。
会社の歴史 |
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1921年 | フィンランド空軍航空機工場がSomersalo少佐の指揮のもと、Suomenlinnaに設立される。 |
1922年 | ハンザ初の航空機、ハンザ ブランデンブルクが秋に完成。 |
1923年 | 国営火薬工場の Vihtavuori 施設の建設が始まる。 |
1932年 | Tampella社が迫撃砲の製造を開始 |
1935年 | 国営航空機工場がTampere市に移転。 |
1940年 | 航空機産業がKuorevesi市に移動。 |
1943年 | • Linnavuoriでエンジンの整備を開始。 • Yhteissisu社 を設立。 • 国防軍の Vammaskoski 工場が設立される |
1960年 | フィンランドの航空産業は、Fouga Magisterのライセンス生産によりジェット航空機の時代に入る。 |
1970年 | 初等練習機L-70 Vinkaが設計される |
1980年 | • 初等練習機Redigoが設計される。 • Patria社は 46 機のHawk ジェット練習機をライセンスにて生産 |
1984年 | Pasi XA-180 装甲兵員輸送車の量産をHämeenlinnaで開始 |
1986年 | Nasu NA-140 車両の量産を開始。 |
1996年 | Patria社でライセンス生産されたF-18 Hornetが5月に初飛行 |
1997年 | Vammas社、Lapua社、Sisu Defence社、Vihtavuori社、Finavitec社 が合併し、現在の Patria が誕生。 |
1998年 | Nammo社を設立。 |
1999年 | • AMOS迫撃砲システムの初契約を締結。 • Ostermans Aero ABを買収。 • 科学衛星「XMM」打ち上げ |
2001年 | 欧州航空宇宙企業EADSがPatria社の株主となり、26.8%の株式を取得。 |
2003年 | Pilot Factory社の株式50%を取得し、民間パイロットトレーニングを開始。2004年Patria社は同社の株式100%を取得する |
2004年 | • Patria AMV装輪装甲車の量産を開始。 • NH90 ヘリコプターのライセンス生産を開始。 • Airbus A380 用スポイラーの量産を開始。 • Rosetta宇宙船の打ち上げ。 |
2005年 | Patria社がフィンランド空軍の初等航空訓練の委託を開始。 |
2006年 | • 次世代迫撃砲システム「Patria Nemo」の発売が開始。 • Millog社を設立。 |
2008年 | フィンランド国防軍とMillog社の間で国防軍内の防衛装備品維持整備に関するパートナーシップ契約を締結。 |
2008/2009年 | Hawk ジェット練習機のコックピット近代化が開始され、アナログシステムから最新の「グラスコックピット」に更新される。 |
2000/2010年 | フィンランド国防軍は中距離地対空ミサイルシステム及び中・長距離航空監視レーダープロジェクトに関連する契約を締結する。 |
2010年 | Rauma級ミサイル艇の近代化開始。 |
2013年 | NH Industries社がPatria社を北欧NH90公認サービスセンターに指定。 |
2014年 | 宇宙部門をスイスRUAG社に売却。 |
2016年 | フィンランド政府がPatria社株式の49.9%をKongsberg Defence & Aerospace社に売却。 |
2017年 | Patria社がエストニアのMilrem LCM社の株式60%を取得。 |
2018年 | Hamina級艦艇のライフサイクルアップデートを開始。 |
2019年 | Belgium Engine Center社の所有権がPatria社に移管される。 |
2021年 | Patria社は創立100周年を迎える。 |
2022年 | Patria社がオランダのNEDAERO社の株式100%を取得。 |